TLS(地上型レーザースキャナ)

重要文化財である山城跡を計測している時の様子
弊社は以前より、地上測量においても、TLS(地上型レーザースキャナ)を活用し、安全に離れた位置から地形・地物を取得し、従来の「点」による測量ではなく、「面」による測量を行ってまいりました。MMSやUAVの普及により、単独での活躍機会は、数年前に比べて少なくなりましたが、MMSでも取得できない凹地や、走行困難な路地などは、TLSを使用し、補備・補測等を行い、MMS計測データと合成し、空間情報を作成しています。
高精度を求める業務にはTLS

計測中のライカBLK360 標準スキャンは1回5分程度
MMSやUAVといった三次元データを取得する機器のなかでも、TLSがもっとも精度がよく、狭い場所の測量にその力を発揮できることから、重要文化財保護のような高精度な測量や、工場設備、建物内などの測定において、その実力を発揮できます。また、測量の範囲が小規模であれば、機動力が発揮できるTLSが最適です。弊社は、中・長距離レンジのGLS-2000、短距離レンジのBLK360を保有しており、あらゆる局面に対応できます。もちろん、公共測量や、国土交通省が進めるi-Constructionに係る測量作業にも対応可能です。
TLSが活躍する例

数値地形図作成 レベル250

道路、公園、橋梁、砂防、トンネルなどの測量

災害等調査


MMS計測の補備・精度検証

遺跡・文化財調査

プラント設備の計画・点検

情報化施工の出来形管理

GLS-2000で測定をしている様子(地形・路線測量)

山城跡を計測し図面を作成(成果の一部)

BLK360で取得した点群を合成している様子

リンク線が網羅し、合成精度が良好な状況を表しています